ta-tinGの片田舎で思うこと

四国の片田舎で暮らすGさん感じることを綴っています。

この一年(2024)を振り返って

この一年、どんなことしたのかなぁ❓

 

まず、2月に『龍馬マラソン』に出場、コロナで中止の大会もあったが、

5年連続の出場。

 

前回のタイムが4時間40分で自分としても過去2番目の

好タイムだった。このタイムを目標にと今年も気合いは入っていたのだが、

8月のはじめに手の腱を切って、8月9月と運動ができない状態にで、

その練習不足を補おうと無理したのか膝の調子が悪くなり、

思うような練習ができなかった。

 

結果は5時間20分、自分の中でも過去2番目に悪い結果だった。

 

もう一つ、大会に出ているスポーツがあります。ソフトテニスです。

 

以前にもブログで紹介しましたが、46歳に再開してからずーっと

続けています。ソフトテニスの大会は4月~3月が年度になりますが、

今年の初めは1月にあったシングルス選で60歳以上のクラスで優勝。

このシングルスは3連覇になりました。、

4月以降だと県内大会の優勝が3回、2位が3回3位が2回、今年はじめて

愛媛県の大洲であった小さい大会に違うペアで出場したのが優勝でき

県外で初の優勝でした。5月の四国大会は例年通り予選落ち。この大会だけは

レベルが高い。

 

また真夏に愛媛県宇和島市であった老童大会では松クラス(上級)で2位。

ソフトテニスでは、高知市の大会に出場して、片田舎で月曜にナイター練習を

しています。後々は片田舎の中学校のコーチでもと考えています。

あとスポーツで言えば、自転車は3回くらいしかロングランができていないし、

山歩きも寒風山と兄と一緒に上った宇和島の三本杭だけでした

 

今年大きく私の人生を変えたのが5月連休から関わった『売れる仕組み』です。

 

これはウェブマーケティングというもの。ほとんど何もわからない状態で

「お金を稼ぎたい」という思いにつられ、スマホをポチっとしてから、

ラインに登録をして、ラインで説明を受ける中で、

リモートで女性と会話したのですがその話術に翻弄され、会費も支払い

いつの間にかこの『世界一の仕組み』でウェブマーケティングを学ぶように

なりました。

 

ここまで書くと悪質な詐欺にあったなと思われるでしょう。

 

違うんです。

 

ここの組織(グループ)はウェブマーケティングでお金を稼ぐ方法を

極めているのです。

 

 

このグループを起したのは、Yさんですがプロのトレーダーであり、マーケターです。

年収は億越え、それも2億は超えてるのでは、またアドバイザーといわれる方達の

月収は50万~400万くらいの方がいます。月収ですよ!

私と同じように会員になった人で、卒業した方は徐々に収入を得るように

なっているんです。

皆さん勘違いしないで下さい。スマホをワンクリックで何十万、何百万とか

そんなうまい話はありません。最初は何千円から始まってコツコツと続けて

行くことで現在大きな収入になっているのです。

 

このYさんですが、この稼げる仕組みを作って収益も億越え海外に移住という

自分の夢を達成したのですが、あまり楽しくなかったと。

 

その理由が欲しいものが手に入ったのですが一緒に遊べる友達が少なかった。

それで自分が培ってきたスキルを他の人に教えて、自分のように

沢山稼げる人を作って一緒に遊ぼうと。

現に海外に移住しているのですが、今は一時的に帰国してアドバイザー達と

大間までまぐろを釣りに行ってます。青森県の大間ですよ!

魚釣りが趣味だと言っても、趣味の範疇を超えていますよね。

 

現在私は、このグループで早く一人前にビジネスができるよう勉強中です。

 

最初はペーパーに書いてることを暗記することから始まり、暗記できると

リモートで繋がっている同じ会員に暗記した文章で話しかける。

 

これだけでも相手がパソコンの向こう側にいるだけで、緊張し

暗記した文章が言えなくなったりするんです。

 

次のステップではこの『世界一の仕組み』とかに興味を持って

スマホやPCでクリックした人にどういうきっかけでここに来たのか?

どうしてお金を稼ぎたいのかを聞き、その人の心情を見極めるすべを養うために

会員同士リモートで練習し、アドバイザーよりサポートを受けます。

 

また興味を持っていただけるよな広告の作り方なども学んで実践中です。

 

私がどんくさいので、ペースが遅くこのグループ入ってから8か月になりますが

早い方は5か月で卒業する方や、1年半くらい勉強している方もいます。

 

色んな人たちがいますが日々アドバイザーの方たちのサポートを受け

がんばっています。

 

私もこの一年の下半期はほぼこの『世界一の仕組み』にかかわっています。

 

来年はこの『世界一の仕組み』で早く収益が出せるようになること、

今年できなかった自転車や山登りも行けるようになること、

来年1月にあるソフトテニスのシングルスで4連覇を狙います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(写経)弘法大師に学ぶ2

「四苦八苦」の本当の意味とは

釈迦は「人生は苦である」といわれた。

会社の経営に例をとれば、ある会社が経営不振になってきたとする。

売り上げは上がらない。社員は意気消沈し、資金繰りは苦しい。

 

まさに四苦八苦の苦しみである。

 

この四苦八苦とは、人生の苦を分類した言い方で、初めの四つの苦とは、

 

1. まれる苦しみ。

人がオギァーと生まれるとき、母親の胎内から、真っ暗で狭い産道を通って出てくる苦しさは、意識がないからいいようなものの、あればたいへんである。

また、母親の陣痛の苦しさも堪えがたいものであり、むかしはお産のとき、手に青竹をにぎらせ、口に手拭いをくわえさせたという。

 

2. 老いの苦しみ。

博多に仙厓和尚という人がいたが、老いをこんな風に表現している。

「しわがよる、ホクロはできる、腰かがむ、頭ははげる、毛は白くなる。手はふるう、足はひょろつく、歯はぬける、耳はきこえず、目はうすくなる。

くどくなる、気短になる、愚痴になる、心はひがむ、身は古くなる。

聞きたがる、死にともながる、寂しがる、出しゃばりになる、世話焼きたがる」と。

どうですか? ひとつでもあてはまっていると、あなたにもう老いがせまっているのだ。

 

3.   病の苦しみ。

言わずもがなである。現在、いちばん死亡率が高いのは癌。脳卒中も多い。

どちらもその初期には自覚症状がない。自覚症状のない病気は命とりである。

普通の身体の病気は、医者と薬と養生とで治るが、心の病気は仏法と正しい信仰と修養とで治さねばならない。

 

4. 死の苦しみ。

病気と死病は違うという。死病はしにやまいと読む。老いて死ぬ前にかかる病気であって、もう治らない。

人はこの病気にかかると自分の死期をさとる。死、そのものよりも死後のことを思えば、不安でたまらない。

だから苦しい。これを断末魔の苦しみという。

以上の生老病死が四苦である。

 

5. 愛別離苦(あいべつりく)

どんなに愛し合っている夫婦でも恋人でも、またかわいい子どもとも生別死別にかかわらず、必ず別れなければならない。これは胸がはりさけるような苦しみである。

 

6.怨憎会苦(おんぞうえく)

恨み骨髄に徹し二度と顔も見たくない奴と、エレベーターの中でバッタリ会う苦しみや、いくら憎んでも足りない憎い奴といっしょに仕事をしなければならない苦しみ。これは案外、多いのである。

 

7.求不得苦(ぐふとくく)

人には誰でも欲がある『一つかなえばまた二つ、三つ四つ五つ六つかしの世や』ということばもあるように、欲にはきりがない。そして、いくら求めても得られないで苦しむことを「求不得苦」という。

 

8.五蘊盛苦(ごうんじょうく)

五蘊というのは、般若心経という有名なお経の中のことばである。

蘊は集まるという意味で、人間の身体は、色受想行識の五つが集まってできているという。人間というものは、色がついたものはすべて、つまりあらゆる物質と、感覚や意志や判断をする心から成り立っているのである。

「『血沸き肉おどる」というが、心身に精気みなぎるといろいろは煩悩がおこる。若いころは元気が良すぎ、それにともなって苦しみもまた多いのは当然であろう。

 

これで八苦である。

 

では四苦八苦する根本の原因は何かといえば、すべては欲望から起こる。

人の心の中には百八つの煩悩があるという。大晦日に、除夜の鐘を百八つ突く。それは、1年間に人々の心に起こった煩悩の迷いの目を覚まさせるためである。

その煩悩の中で、いちばんの悪者が欲望の心である。

欲望を渇愛ともいう。のどが渇ききって今にも死にそうな人に水を与えると、いくら飲んでももっと欲しがるからであろう。

 

どこまで行っても満足することのない欲望の心は、適当なところで滅ぼさなければならない。

 

冒頭にあげた経営不振になった会社も、無理な事業拡張をはかって設備投資を急いだ。そのため、資金繰りが苦しくなったので、売上を伸ばそうとして、十分な市場調査もせず、ひとりよがりの新製品を作った。売り出してみたもののさっぱり売れない。

こうなった原因は、社長や重役の事業欲、言いかえれば財欲!

名誉欲が強すぎたのである。

 

会社の経営を正常に続けて行くためには、正しい事業の道を歩かなければいけない。

世の中で、金、地位、名誉、がくもん、権力というものは、

人が幸せに生活するための材料である。

しかし、愚かな人は、こうした生きるための材料を作ったり

集めたりすることだけで生涯を費やしてしまう。

これらを生かして使うということ、つまり会社の人と物と金を上手に

生かして使うことが、すなわち、欲望を滅ぼし四苦八苦から

逃れる唯一の道ではないだろうか。

 

空海!! 感動の人生学 大栗 大榮 書 写経

65歳月収8万円生活からの脱出計画。

60歳で定年になり、再雇用で元の会社で勤務。

奥さんに退職金を、少し小遣い稼ぎに使いたいと「株」をはじめる。

最初は初心者の私でも、嘘のように稼げることができてびっくり!!

 

けど「株」はそんなに甘くはなかった。徐々に株価は下がり、

もう少し持っていれば株価も回復すると思ったが、

コロナが蔓延し、ウクライナとロシアの戦争が勃発。

株価は見る見るうちに下がり、

気が付けば〇〇〇万円のマイナス。奥さんから大目玉を食らう。

 

同じ時期に雪山へ登山。帰りに居眠り運転でガードレールに衝突。

私はなんともなかったが、愛車のセレナは運転不能で廃車。

この地域は車がないと生活できない地域、車購入費に〇〇〇万円の出費。

奥さんはあきれ顔!!

 

63歳になり、年金が満額支給されることが分かった。

年金満額支給の条件が、1週間20時間までの勤務、月収は年金除いて

88千円まで。再雇用の給料は年金よりも安かったので、

この際会社を辞め、空き家になっている実家に帰ることに。

 

築50年超の実家は耐震の基準を満たしてなく、昨今言われている

南海トラフ」がいつ起こるかわからない。

実家を耐震補強し、名義も亡き父から私に変更した。

耐震補強は市の補助が金が出たものの100万円の自己負担。

奥様曰く「もうこれ以上貯金減らさんといて!」

 

しばらくプータローしてたが、そうもいかず友達の紹介でアルバイトをすることに

ちょうど週3日で8万円前後の月収になることで、そこに決定。

 

ただ年中無休と早出、遅出がある会社。1日2人出勤を3人で交代して務めます。

 

人にも会わない、しゃべらない、挨拶するぐらいでホントに

ストレスの起こらない会社です。大満足。

 

ただ早番では昼食、遅番では夕食が弁当になり、近所のスーパーで買っても

いいが、そこはやっぱり自分で作った方が安あがりなので、

自分で作ることにしました。

 

毎年、元会社の後輩たちが年に1回、私の住んでいる高知に会いに来てくれて

います。毎年来てもらうのが悪いので私が岡山まで出ていき、後輩たちと合流

して、島根の玉造温泉まで旅行に行きました。

 

交通費と宿泊代と観光施設の入場料などもろもろな費用が掛かります。

 

旅行が終わって、財布を覗いてみると予備にと持参したお金も残金はわずか、

今月は赤字か! 給料日までの生活費が......。

 

翌年は後輩たちがまた高知まで来てくれたので、悪いと思い宴会費を少し援助。

そのあとはやはり財布がさびしい!

 

翌年は元会社の同期会で金沢へ。また高知からは遠い!

3年ぶりということもあり、大盛り上がり。だが予定外の出金で財布がピンチ!

仕方なく金沢駅構内のATMで出金、今月の収支は赤字に。

 

何かがおかしい。こんなはずじゃなかった!!

 

定年間際のサラリーマンしてる時に常々思ったことは、

仕事辞めたら年に1回2回は旅行に行って、3年に1度は海外旅行でもと

考えてたじゃないか。

それがどう? こんなお金に困る生活なんか考えてもいなかった。

何が悪いの? 私のせい?少しあるかも。

 

だったら自分で稼ぐしかないかー! どうやって?

 

ただいま、65歳 何ができるの?

 

何かいい副業ないかな? ちょうど去年の10月頃に年金の法律が改定になって

収入では年金含めて月収50万円まで良くなってます。

 

新たに再就職先さがすか? 今さら週5はきついし、遊べる暇がなくなるぞ!

 

今のアルバイトはストレスが無いから、すごくやり易いし辞めたくない。

 

だったら他で見つける。 この間からヤケに目につくスマホの広告!!

 

『自動売買』何、それ?

FXじゃん! 私が7年前に痛い目をあったやつ。20万円すぐ飛んだぞ。

お金持ちのやるゲームだよ!!

 

FXを自動でやってくれるらしい。

プロのトレーダーが10年愛用中。 ほんとかな?

 

普通の主婦が隙間時間に5万円を稼いだらしい?

自動売買のツールを無料でプレゼント。ってほんとかな?

 

とりあえず、ぽちぽちとやってみるか?まずはライン登録。

導入や使い方のサポートなども全部無料。

 

半信半疑でFX自動売買を開始。

小額からできるらしいんで挑戦しました。

 

結果、プラスになってます。

これならいけるんじゃないの?

 

以前失敗したのは、負けた時に感情的になって負けを取り戻そうと

掛け率を増やしたこと。

深夜眠たくなって、そのまま放置して飛んでしまったこと。

 

けど、この自動売買は感情的になりません。

ロボットなので眠たくなりません。わたしが寝ているときも

しっかりと仕事してくれます。

 

続けてみよう!!

昔の負けを取り戻しそうな勢いです。

 

もうすぐ、ゆとりのある生活できるぞ!

旅行にも行ける。お金の心配もないぞー!!

 

 

 

 

 

 

 

(写経)弘法大師に学ぶ3

人の心を揺り動かす「八つの風」

 

「ええい、ままよ、あしたはあしたの風が吹くさ」とやけっぱちでいう人がいる。

では、明日はどんな風が吹くかと聞いても分からないからなさけない。

「上州名物かずかずあれど、かかあ天下に空っ風」というように、突風や北風は人の身も心も寒くする。だが、南風やそよ風と聞くと、心がほのぼのとしてくる。そんなにも、風は人の心を動揺させるのである。

 

仏教では、揺れ動く人の心を、特に「欲望」という煩悩の心を、

「八風(はっぷう)」といって八種類の

風にたとえている。

 

その一は「利」という風である。世の中で、やることなすことすべてうまく

行くときがある。息子は国立大学へ

一度で合格し、娘は有名高校に入り、

妻も祖父母も健康だし、自分の経営する会社は笑いが止まらないほど儲かっている。覚えがある方もいらっしゃるだろう。このときは、利益という風が吹きまくっているのである。

 

そのニは「衰」という風である。

このときは、誰もがしゅんとなるときだ。どんなにがんばっても、何をやってもうまく行かない。会社の売り上げは悪いし、おまけに息子が怪我をする、おばあちゃんは入院する。これも思い当たる人がいるだろう。このときは、衰の風が吹いているから仕方ない。

 

その三は「毀」という風である。

他人から、かげで非難・攻撃されるときである。どうしようもないから、こういうときは放っておくしかてがない。

 

その四は「誉」という風である。ほまれあること、かげでほめてくれることだから、ありがたく喜んでいればよろしい。

 

その五は「称」という風である。

これは、目の前でほめられることだから、お世辞が入っているかもしれない。気をつけるべし。

 

その六は「譏」という風である。

譏は、そしることである。それも、面と向かってそしってくれる。聞けば腹は立つがよく考えると心底からいってくれているので、とてもありがたい人である。

 

その七は「苦」という風である。

すなわち逆境のことである。

このときは、決して悲観してはならない。希望を持つことである。

 

その八は「楽」という風である。

すなわち順境のことである。

このときは、有頂天になって自分を過信したり、人のことをばかにしたりしてはならない。

 

これらの「八風」は人の心を強く揺り動かす。

しかし、「八風吹けども、動ぜず天辺の月」というのがある。

「この地球上で、どんなに大風が吹きまくっても夜空を照らす月はちっとも動じない」という意味だが、企業人はこの月のように動じない哲学と信念を持ってもらいたいものである。

 

人を毒する「三つの煩悩」とは何か

 

人間には、誰にも心の迷いがある。

これを仏教では「煩悩」という。百八煩悩というくらいに、人の心はさまざまに迷う。

 

なかでも、最も人の心を毒す代表的な煩悩が三つある。

「貪欲」、「瞋恚(しんに)」、

「愚痴」、略して「貪(とん)」、

「瞋」、「痴」といい、これを三毒とよんでいる。

 

「貪欲」とは、むさぼりの心であり、

自分だけがうまいことをしようとする強欲な心である。

 

人間の欲には五つある。食欲、睡眠欲、性欲という本能的欲望のほかに、財欲、名誉欲というものがある。

これが五欲てまある。

こう書けば、「食べることも、眠ることも、愛することも、みんな欲か」と、びっくりする人もいるだろう。

だが、ここで私がいいたいのは、

「過ぎたるは、及ばざるがごとし」

という、孔子のことばではないが、

「何ごともほどほどにせよ」ということだ。

食べ過ぎ、眠り過ぎ、愛し過ぎは早死にのもとである。

つぎの財欲も、同じことである。

だいたい、うまくいっていない人間ほど、目先の利益を追っかけている。

こういう人は、相手の利益など考えない私利私欲だけの人である。

 

「適正価格」で商売して、「適正利潤」で経営している会社は、必ずうまくいっている。ぼろ儲けは、身の破滅を招くもとである。

「知足者富(たるをしるものはとむ)」という老子のことばがある。「欲をかくのは、ほどほどにしろよ。そうすれば、心は豊かになり、ふところも豊かになるよ」というのである。

 

こういう心がけでいると、私利私欲はいつの間にか、「公利公欲」つまり、

社会のための利益を考えるということになる。これを「大欲」という。

 

ここまでくると、仏道の目的である「煩悩かえって菩提(仏様の心)となる」と

いう境地にまで到達できるのである。

 

名誉欲も財欲も同じである。自分の能力以上のものを望んでも、ついには勲章の重みでつぶされてしまうのがオチである。はやく、世の中のためにつくす「大欲」に変えてもらいたいものだ。

 

さて、つぎに「瞋恚」とは、いかりの心である。

「よく怒る人は、役が深い」という。

たしかに、欲の深い人はわがままで怒りやすい。このように、貧と瞋とは

親戚である。

「怒り」というのは、瞬間湯沸器のようにすぐカッとなることをいう。何かが心のカンにさわると、たちまち怒り出すのである。

ところが、「瞋恚」の瞋(いか)りは、

目を三角にして瞋ることであり、

恚(いか)りは、恨みに恨んで恚ることである。

 

したがって、「瞋恚」は、ねちねちと嫉妬心から瞋流ことが多いのである。

「生きかわり、死にかわり、たとえ地獄ノ果てまでも、

この恨み晴らさずにおくものか」というやつで、これが、一番おそろしい。

 

それにしても、人がみんな自分の思い通りに動くわけがない。それに腹を

立てて、すぐ喧嘩をするのは、この上もなく愚かなことである。

 

おしまいは「愚痴」である。

自分の望みがかなえられない、となると、愚かな喧嘩をはじめる。それに

負けると、今度は愚痴をいう。

だいたい、貧欲や愚痴の心で世の中を生きているから、他の人が困ることが分からないのである。それでいて愚痴をいうから、救われない。

 

「痴」はヤマイダレに知と書く。

つまり、知恵が病気なのである。ついでに述べるが、愚痴は梵語で「モーハ」という。それがなまって馬鹿になったのだそうだ。

とはいっても、「知恵が病気にかかって、馬鹿なことをいう愚かな人」になってはいけない。特に、人の上に立つ者は、グチグチと文句をいってはならない。

 

昔の日本には、問答無用という言葉があった。英語でも、「ノー・エクスキューズ(いいわけするな)」というではないか。

社内でも、何を命じられても文句をいわずに、ハイハイと気持ちよく仕事を

する社員がいるだろう。こういう社員は、きっと出世するに違いない。

釈迦は、

「貧欲の心が永久になくなり、瞋恚の心も永久になくなり、愚痴の心も永久になくなり、百八つの煩悩のすべてが永久になくなってしまったら、そこは涅槃という悟りの世界である」と 

いっている。しかし、これは理想であって、人間は誰でも、貧瞋痴という

三毒の心を持っている。

 

蛇と牛が、同じ水を飲んでも、蛇はその水を毒にして出すが、牛はその水を

乳にして出す、というたとえがある。

 

人間も、貧欲の心を世の中のため公欲に変え、瞋恚の心をお不動さまのような社会正義のための瞋りの心に変える。そして、愚痴を正しい知恵に変えたならば、三毒変じて三薬となるのである。

 

写経 『空海! 感動の人生学』 大栗 道榮 書 一部抜粋

 

 

(写経)弘法大師に学ぶ

「儲かる」には「諸人」を「信者」にする

「儲」という字を分析してみると、二通りに分けることができる。

    信

一つは「諸人」となり、一つは「信者」となる。

両者は、一見何の脈絡もない言葉であるが、二つのことばをよく見ながら考えてみれば「諸人」と「信者」に分けられる「儲」という文字は事業というものの真髄をみごとに表していることに気づかれよう。

例えば、ある人が家電量販店へ入って洗濯機を買うとする。

多くのメーカーの製品が並んでいる中で、M社のものがいちばん価格も安くデザインも良いので、それに決める。

使ってみると、とても便利だし何年たっても故障しない。そうなると、

つぎに冷蔵庫を買い替える時も、掃除機を買う時も、

ついついM社のものを選びたくなるのは当然であろう。

 

こうなれば、もう、いつの間にかその人はM社の「信者」である。

M社の作るものは何でも安くて品質が良いと信じてしまうのである。

こういうふうに、M社の製品の信奉者がたくさん増えてくると、M社が作るものは

みんな売れてしまって、ひとりでに「儲かる」というわけである。

 

しかし、ここでいう「諸人」とはあくまでも不特定多数の人々のことであって、

決して団体とか地域別に制約された人達のことではない。

儲ける ということは「お金のつかみ取り」をしているようなもので、

強引に手いっぱいにつかもうとすればするほど、思ったようには

手に残らないものである。

 

儲かる ということは、手の平を上に向けて、そこに、喜んで品物を買って

くれた消費者(諸人)がお金を乗せてくれるのを受けることである。

こうすればお金が手の平いっぱいに盛り上がる。

 

なんだかイソップ物語の「北風と太陽と旅人」の話に似ていないだろか。

そうなのだ。 事業をする者は、あの太陽のように「諸人」が喜んで

あなたの手の平にお金を乗せたくなるような方法を考えなければならない。

 

つまり、もっと便利で、もっと良い商品を、もっと安い価格で、心を込めて考案し、

それを諸人に提供することによってはじめて、信者になってもらえるということ

ではないだろうか。

 

「利益」だけでなく「ご利益(ごりやく)」も得よ

「金が敵(かたき)の世の中だ」というと、「そんな敵なら何万人でも巡り合いたい」

と叫ぶ人は大勢いるだろう。

 

漱石は「草枕」の中で、

「金は大事だが、大事な金が得られたら寝た間も眠れまい―。」

といっている。たいていの人は「眠れなくていいから、金が欲しい」と、

やはりいうであろう。

 

その大事な金のことを企業では「利益」という。そして、その利益を生む

ために人々は営々と働く。

 

「利益って何だ?」と聞くと、「お金だ」、「儲けだ」と販売に

携わってる人は言う。また経理関係の人は「決算」、「バランスシート」、

損益分岐点」などと連想するかもしれない。

 

利益というのは、お金というもので得をすることもそうだが、

役に立つ、ためになるという意味もある。

 

お坊さんに、「利益って何だ」と聞くと、上にごをつけて「ご利益(りやく)だ」

と答えるだろう。

 

もっと具体的にいえば、「現世利益(げんぜりやく)」といって、

神仏にお祈りをすることによって、医者に見放された病気が、治ったりする。

また、不慮の災害にあっても、大難が小難で助かったり、いろいろ不思議なことが

起こったりする。これを「おかげをうけた」という。

 

どんな財産をもっていても、この世の中には、お金や、人の力で

できないことが、五つある。

 

1.病まないこと。 2.老いないこと。 3.死なないこと。  4.滅びないこと。

5.尽きないこと。である。

それなのに、お金は万能であると信じて、百年の間には何度も価値の変わって

しまうお金に執着する。そして、おおかたは、それを得るためだけに

一生を費やしてしまっている。

 

ところが天下を救うために財産を投げ出せば、自分はたちまち貧乏になる。

だが、そのことによって、大きな徳をえることになるのである。

これを功徳があるという。

 

世の人の利益になるために財産を使えば、目にみえる「有形の財産」は

失ってしまう。だがそれによって大勢の人が救われれば、自分もまた

救われるのである。このことを目にみえない「無形の財産」ができるという。

 

徳という無形の財産を増やすことを、「積善の業」という。

善い行いを積み重ねてゆくと、「ご利益」が得られて、こどもや孫の代まで

栄えていくのである。

 

お金だけが利益である、と考えて目の色を変えないで、ご利益を得るために

努力することが大切である。利益をご利益に還元することを知ったとき、

はじめてご利益が利益を」生むということが分かるのである。

 

空海! 感動の人生学」  大栗道榮 書 一部 写経

 

 

手土産

私は現在生まれ育った土地で暮らしてますが、18歳高校を卒業して

故郷を離れて、関西の企業に就職をして45年間、その会社に勤めていました。

 

盆、正月には実家に帰るようにしてましたが、私の勤めてる会社は旅行会社で

会社自体、お盆休みはありませんでした。

みんな、お盆を前後にして交代でお休みを取るようにしてましたので、

私は9月に祝日と土日をくっ付けて休みを取ってました。

 

またお正月は会社自体は休みになるのですが、募集物のツアーがお正月は

あるので若い頃は添乗に出ていました。年末年始添乗に行くと

添乗日当の他に酒肴料という手当もありましたね。

 

ですのでお正月も帰省せず、そのあとで帰っていました。

 

大体年に2回は帰省していましたよ。

 

「手土産」ですねー、故郷には親戚がいますよね。

 

父親は8人兄弟の下から3番目、2番目の姉と長男が故郷にはいます。

母親は5人兄弟の末っ子、長男、次男、長女がいました。

母親方の長男、次男は当時はもう亡くなっていましたが、従兄弟とか

義叔母はいましたので、実家の近所には5軒の親戚がいました。

 

就職した当時は私も働いているという

アピールをするためにも親戚にお土産を届けてましたが、母は両親がまだ健在なので「お前が気を使わなくてもいい」と言ってました。

私もその言葉に甘えて、自分の家と帰省したら必ず一緒に呑んだりする従兄の家くらいにお土産を渡してました。

 

私が子供の頃、私の家では毎年大みそかに「お客」、高知県でいうところの宴会を

開いてました。

 

その時に父、母の親戚筋を呼んで酒宴をしてましたね。

夕方5時ころに始まって紅白歌合戦が始まって1時間ぐらいすると、

叔母達が迎えに来てお開きになるパターンでした。

 

私はまだ子供でしたので、もちろんお酒飲むこともなく、隣の部屋でTVを

見てました。

ただ次の日がお正月ということで、ついでにお年玉をくれる親戚がいて

結構私はこの日を楽しみにしていました。

 

私の住んでいた地区では、こんな感じの「お客」が大みそかから

お正月にかけて開いていたようです。

 

それもいつからか中止になりました。私が家を出てから5~6年経った頃の

ようです。

 

ここの地区は近海漁業をしている漁師がほとんどで、そのころから

不漁が何年か続いたために中止にしたようです。

 

私が34歳の時、母が亡くなって、父が一人暮らしになってからは、

多分親戚の人達の世話になっていると思って、

またお土産を持って帰省するようになりました。

 

特にすぐ近くに住む、父の姉は良く夕飯のおかずを持って来てくれてました。

その叔母も亡くなりましたが、義叔父の所には帰る度にお土産を持ってお線香をあげてました。

 

また、逆に実家から大阪に戻る時には

大阪にいた父の弟の叔父に土産を持って行き、実家での近況などを話してましたね。

私が定年を迎えて、高知市内まで戻って、再雇用で働き出したころは、

私の父も亡くなって、親戚で叔父、叔母は皆んな亡くなりましたが、従兄弟達がいますので、実家に帰るときには、お土産をもってお線香をあげてました。

私が実家に戻ってからは、お土産を持って行くことはないですが、お盆にお供え物を持って行くくらいですかね。

また従兄弟達もお盆には来てくれています。

最近では、私が年に3〜4回くらい大阪に行って飲んだりする時に手土産としてちょっとした物を持っていきます。

昨年秋には元会社関係の友達が高知へ遊びにきた時に食べた「じゃこ味噌」が

美味しかったと言ってとので、今年大阪で飲んだ時にそれをスーパーで買って

手土産として持っていきましたね。

 

「お土産」と「手土産」違いはそんなに無いように思いますが、気を使わない友達なんかに気軽に渡せるのが「手土産」ですかね。

 

今年は夏場に隣の愛媛県ソフトテニスの大会がありましたので、

前日に愛媛県宇和島に住んでいる兄の家に泊まらせていただいたのですが、

兄は故郷で取れた魚が大好きなので、私がスーパーでめじか(宗田鰹)の生節と

鯖の干物におじゃこなどを手土産として持っていきました。値札を貼ったものも

ありましたね。大した額ではないので気にしていません。

兄のところに娘とかその子供(兄の孫)とかが一緒にいるんであれば、

お土産としてお菓子などを持っていったかなと思います。

 

手土産と土産の違いはこんなところですかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

健康診断

本日、健康診断に行ってきました。

 

皆さんは毎年、健康診断を受けられていますか?

 

会社にお勤めの方は、会社から毎年、健診センターや

提携の病院などに行って〇月〇日までに健診を済ますようにと

案内がありますよね。

 

私も会社員の時は毎年健康診断はしていました。

受診しないと会社から理由を報告するように言われてましたね。

自己負担なしの無料ですからね。行けない理由なんかあるあずもない。

 

私は現在、アルバイトをしている一般人ですので、

自分から予約を取らなければなりません。

 

去年は会社員の時に利用していた健診センターに予約して受診しましたが、

現在住んでいるところから、去年まで行ってた健診センターはちょっと遠いので

私が定期的に経過観察をしている県立病院のすぐ隣にある健診センターで

受診することにしました。

 

なんと受付時間が7時30分~8時まで。朝の早い事!

昨日は21時以降の食事は禁止、もちろんお酒も飲まずでしたが、

寝たのが12時すぎ、6時に目覚ましをかけたはずが、目が覚めて

携帯を見ると6時38分。まあ朝食は食べれないのですぐに出かけました。

 

健診センターに到着が7時45分ころ、すでに駐車場は半分くらいは

埋まっていました。

 

去年まで受診してた健診センターは、受付の人、案内・誘導してくれる人は

なぜかミニのワンピース、膝上15㎝くらいですかね。

検査をする人は、普通の看護師さんと変わらない恰好なんですけどね。

 

今回の健診センターは上下色違いのジャージっぽいの感じの制服でした。

 

8時スタートで健診が始まりました。

 

私が気にしている項目は消化器系です。

 

ずーっと昔(19歳)に十二指腸潰瘍を発症し、20歳で胃の3分の2を切り取る

手術をしています。この時の原因は神経性で会社に入ったばかりで、

気の使い過ぎから言われましたが、その頃お酒に慣れたこともあったのかな。

 

また30歳前後の時にお酒の飲みすぎでB型肝炎にもなりました。

その時の先生が、完全にお酒の飲み過ぎなのでアルコールさえ控えれば

すぐ直りますと言われました。

 

その時はすぐにやめたので回復も早かったのですが、そのあとで転勤で

別の勤務地になり、また飲み始めて肝機能の数値も上がり、また病院に通院

するようになりました。

 

そんなアルコール依存症予備軍の私を助けてくれたのが妻でした。

 

その頃に結婚をして、妻にそんな状態を知られるのが嫌で、

外で飲む以外では、家では缶ビール(350ml)を2本にしていました。

そのおかげで健康診断で肝機能の数値も正常に戻りました。

 

ですから肝機能の数値をいつも気にしています。

 

また40歳頃の健康診断で、気になったのが胆石です。腹部エコーで見つかりました。

先生から小さいので気にするほどのことはないです。

経過を診ましょう。

もし痛くなるようなことがあれば、専門医に診てもらって下さいとのことでした。

 

その頃に父が胆石で入院して手術で取ったのです。

父は何年も前から多少の痛みと胃のもたれたのような感じがしてたけど、

油物を食べた後で症状が出たので、油物の取りすぎ程度と思っていたらしく、

ついに堪えきれない痛みでお医者さんに診てもらったら、胆石で即入院、手術と

なった訳です。

 

私もこれは遺伝かなと思って少し気になっています。

また、3年前頃から肝嚢胞(かんのうほう)の疑いと腎臓内石灰化影が

見つかっています。

先生に聞くと痛みが出ればお医者さんにかかり、それまでは健康診断で

経過観察を続けましょう、とのことでしたのであまり心配はしていません。

 

まあ、65歳の現在痛みのなく無事に過ごしていますが、

ただ今回うっかりして腹部エコーの健診がなかったことです。

受付の方に聞くとオプションだったようで気づきませんでした。

来年は忘れずに受診することにしましょう。

 

オプションでお願いしてた健診が前立腺がんの検査です。

2年ほど前にこれもお酒の飲みすぎか、前日に友達の家で大宴会をした翌日に

急におしっこをしたいのにおしっこが出ない状況になり、病院で診てもらったら

前立腺肥大症でした。60歳を超えた男性はほとんどこの病気になるそうです。

3か月に一度経過観察と薬をもらって服用しています。

前回病院の先生から、健康診断をするんだったら前立腺がんの検査も

するように指示がありました。

 

結果は後日ですが、その結果を次回の経過観察の時に病院の方に

持参するように言われてます。

 

あとやはり40歳の頃からの健診で気になったのが聴力です。

高い音が聞こえにくいということです。現在も普段の会話には支障がないのですが

これもひどくならないよう経過観察で、これから年を重ねると

症状が出やすくなるようなので、聞きづらくなるようなことが続くと、

耳鼻科の診察を受けて下さいと言われました。

うちの父も70歳くらいから補聴器を付けていたので、これも遺伝でしょうか?

 

今回の健診で、気になったのが体重です。病気とは直接関係はないのですが、

昨年の健診では58.5㎏でしたが、今回は62.8㎏で4㎏増えています。

腹囲も昨年は77.6㎝と70㎝台が85.2㎝になり、

メタボの予備軍に入ってしまいました。

 

昨年のこの時期には、龍馬マラソンに備えてよくランニングしてました。

来年の龍馬マラソンには不参加をすることにしたので、最近ランニングは

していません。せいぜいウォーキングぐらいです。

ソフトテニスの練習も夏のように汗をかくことがなくなったし。

 

一番の原因は、夜遅くにお酒を飲むのが.........。

11時とか遅番のバイト終わってからの12時から飲みはじめるのです。

お酒の量は飲まないのですが、おつまみをたくたん食べるんですね!

 

そして1時過ぎに就寝です。これが太る原因ですね。

 

この生活を改め、ウォーキングの回数を増やし、深夜の飲食を控えよう!!

 

健康診断は終了10時に終了しました。思ってたより早かったです。

 

前回は脳ドックもしたんですが、先生から異常ないので3年に1回くらいの

受診でいいよといわれたので2年後にします。

 

年を取るとどこかしら悪いところが出てきます。症状に表れてくれれば

わかりますが、沈黙の臓器といわれる臓器もあり、早期発見には

定期的に健康診断をすることをお勧めしますし、私も受診していきます。

 

皆さんも会社にお勤めだと会社から半強制的に受診させられますが、

自営業の方などは、うっかり忘れることもありそうです。

 

必ず年に1回は健康診断を受けるようにしましょう!!